内助の功のお多福さんをご存じどっしゃろか

 寒うなってきましたなぁ
 
京都は底冷えの冬になる前の 観光にちょうどええ頃になってきました。

着物着付け・鬘・メンテ担当の谷口どす。

 

 今日ご紹介するんは そのお姿を見るだけでほっこりする

お多福さんを奉ってはる千本釈迦堂どす。

ホンマは大報恩寺さん言わはります。

入口1

 ここは 舞妓ちゃんが居はる花街の1つ

上七軒のすぐ近く 北野天満宮の東にありますねん。

と 言うても地味なお寺さんどすけど

創建は800年近く前で

本堂は 京都が丸焼けになった言われる応仁の乱にも

焼け残った洛中最古の木造建築どす。

 

本堂正面1

本堂全景1

 この本堂は現在国宝に指定されてはります。

で この本堂のすぐ横に阿亀(おかめ)像があるんどす。

 

 おかめ言うたり おたふく言うたりしますけど

こんな顔見たことおへんか?

お多福

 うちらの小さい頃は お正月の福笑い言うゲームに

このお顔を使こたり

ひょうきんな夫婦のことを“おかめ ひょっとこ”

言うたりしたんどすけど

実はこの千本釈迦堂を建てた大工の棟梁の奥さんが

モデルどすねん。

お多福さん1

 建築中に柱をまちごうて短く切ってしもうてた   旦那さんの失敗を

上手に助けたんやけど、

旦那さんの名誉を守るため 完成する前に自害しゃはったんどす。

 

 内助の功どすなあ

そやからこのお寺さんは

夫婦円満 厄除開運 立身出世を願うて

お詣りに来はりる方がぎょうさんいはります。

 

 皆さんもぜひ おかめ(お多福さん)さんに

お参りしとくれやす。

 

ほな今回もこれで
 
おやかまっさんどした。

 

千本釈迦堂へは

市バス 上七軒下車 徒歩3分

 

舞妓変身スタジオ四季

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