妖艶な祇園の、夏の夜。若尾文子映画祭

ちらっ。 このページをのぞいた読者のみなさま、こんにちは。

 

着付け(見習い)、メイク(のびしろはチョモランマ)スタッフ、出嶋です。

 

 

あなたは、昭和の巨匠、若尾文子という女優をご存知ですか?

 

現在、(6/27から8/14まで)、新宿や大阪、福岡で、「若尾文子映画祭 青春」が 開催されています。   私も時間ができたら行きたいなあと思っています。

 

若尾文子は、昭和を代表する映画女優です。 勝新太郎や市川雷蔵と共演したり、 溝口健二監督や小津安二郎監督作品に出演したりなど、本当に多彩な方です。

 

 

私は学生時代に、彼女にぞっこんになってしまって、 彼女が出演している作品を結構見ていました。

 

本当に美人です。 平成の美的感覚から見ても、彼女は本当に美しい。

 

ひと目みたらきっと忘れられないでしょう。

 

 

若尾文子は、泉鏡花(『瀧の白糸』)、谷崎潤一郎(『卍』、『刺青』)、有島武郎(『或る女』)、 水上勉(『雁の寺』)、三島由紀夫(『春の雪』)など、豪華絢爛たる文豪の小説映画化作品に、 次々と出演を果たしました。

 

もちろん、原作でしか味わえない言葉の面白さ、言葉の美しさは必ずあると思います。

 

しかしそれとは別に、文章と映像を超越した美しさを、彼女は演じきったように思います。

 

 

彼女は、京都を舞台とした作品に出演することが多く、 彼女を介して京都を見ていくと、記事がいつまでも途切れることはありません。

 

したがって、今回は『祇園囃子』という作品に焦点を絞ることとします。

 

 

この映画は1953年のもので、溝口健二監督作品です。 あらすじは、京都花街の一つ、上七軒の舞妓さんと芸妓さんにまつわる話、 としておきましょう。

 

所々に祇園囃子が奏でられ、7月の情緒を醸し出しており、 また若尾文子の舞妓姿の可憐さ、美しさに魅了されます。

 

妖艶な祇園の、夏の夜。

 

鱧料理をおともに映画を味わうのも、豊かな時間かもしれませんね。

 

 

本日は、雨も滴る美しき浴衣ガールにクローズアップしましょう。

 

おそらくは雨の日に撮影したものでしょうか、 湿り気のある青紅葉と鹿威しを借景に、 レモンイエローの帯とピンクの浴衣。 震えるほどキュート。

 

 

舞妓体験スタジオ四季の姉妹店、 四季さくらの浴衣です。

 

 

 

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舞妓体験スタジオ四季

 

 

 

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